女性を初デートに誘いたい方や連絡先を交換したい方は「ドア・イン・ザ・フェイス」という恋愛テクニックを使ってみてはいかがでしょうか。
初デートを誘って断られたら、次誘う勇気を失ってしまいますよね。
しかし、このテクニックを活用すれば成功する確率が高まるかもしれませんよ。
この記事では「ドアインザフェイス」の活用術や注意点について紹介しています。
「ドアインザフェイス」の恋愛テクニックを詳しく理解して、ぜひ活用してみて下さい!
かわいい彼女がほしい人はこちらの記事もどうぞ。
ちょっと怪しいタイトルですが、内容はいたってまじめで女性との会話に悩む人全員に読んでほしい最強の恋愛バイブルです。
僕もタイトルを見て最初は読むのに抵抗がありましたが、これのおかげで彼女を作ることができました!
ドアインザフェイスとは?
ドアインザフェイスとは、最初に過大な要求をして相手に断られた後、より小さな要求をすることで、相手に承諾してもらいやすくなるというテクニックです。
つまり、①過大な要求をする→②相手に拒否させる→③(本来の目的の)小さな要求をする→④承諾を得やすくなる という流れをつくる必要があります。
例えば、初デートに「今度、旅行に行こうよ!」と誘った場合、断られる可能性が高いですよね。
そこで断られた後、「じゃ今度近くでランチ食べに行こうよ!」と先ほどより小さな要求をすることで、相手は「それなら良いよ」と受け入れてもらいすくなるのです。
ドアインザフェイスのメカニズム
ドアインザフェイスは、恋愛において有効な交渉テクニックだと分かったと思います。
原理としては、大きな要求を断らせることで「相手のお願いに応えてあげられなかった」という罪悪感を覚えさせます。
その後に小さな要求が来るので、先程の罪悪感を和らげたい気持ちが生まれ、普段なら少し面倒だと思うような要求でも快諾しやすくなるのです。
ドアインザフェイスは後ろめたさを解消するために、「受けた物事に対して何らかのお返しをしようとする」心理が生まれます。
これは、誰かに何かをしてもらったら自分もお返ししたくなる心理の「返報性の法則」と連動していますね。
ドアインザフェイスが効果的な相手
実はこのドアインザフェイス、日本人が掛かりやすいという特徴があるのです。
とは言え、特に効果的な相手は以下のような人です。
●親切で思いやりのある人
●協調的で譲歩しやすい人
●相手を喜ばせたいと思っている人
●自分の意見を押し付けたがらない人
このような相手の場合、要求のレベルを下げた時に受け入れる可能性が高くなります。
ドアインザフェイスの実験
ドアインザフェイステクニックは、アメリカの心理学者ロバート・チャルディーニ氏が行った実験で効果を明らかにしています。
なんと、ドアインザフェイスで相手の承諾率が3倍も上がったようです!
実際に実験した例を見てみましょう。
[ケース1] 大学のキャンパスを歩いている大学生に「非行少年グループを2時間ほど動物園に連れて行くボランティアをしませんか?」と声を掛けました。
学生からすれば、無償で、しかも歳もはっきりしない非行少年のグループを公共の場所へ引率し、何時間も面倒を見るなど遠慮したい提案ですよね……
この提案は大多数(83%)の学生に断られました。
そこから要求の内容を変え、非行少年のグループを動物園に連れて行くことを頼む前に、それより大きな頼み事をお願いしたのです。
[ケース2] 大学生に「毎週2時間、2年間に渡って非行少年グループのカウンセリングをしてくれませんか?」と頼みました。
この提案は全員拒否しました。
そこで本来の目的の提案をします。
[ケース2] 大学のキャンパスを歩いている大学生に「非行少年グループを2時間ほど動物園に連れて行くボランティアをしませんか?」と声を掛けました。
最初に頼まれた「毎週2時間、2年間に渡って非行少年グループのカウンセリングをする」よりははるかに小さな要求に感じますよね。
この結果「非行少年グループを2時間ほど動物園に連れて行くボランティア」の承諾率は、はじめの17%から約3倍の50%に上昇したようです!
この実験により、ドアインザフェイスはデートの誘いや告白のシーンにも応用できることがデータとして証明されたのです。
ドアインザフェイスの恋愛活用法
ここまで読んで、ドアインザフェイスについて詳しく知ってもらえたと思います。
また、「実際に恋愛に活用していきたい!」と思ってもらえたのではないでしょうか。
そこで、ドアインザフェイスを恋愛で活用する方法をいくつかご紹介します。
断られない為にも、ドアインザフェイスを活用しましょう!
初デートでランチに誘いたい場合
初デートに気になる異性を誘う時、誰もが成功させたいと思いますよね。
先ほども少し例を挙げましたが、初デートでランチに誘いたいときはドアインザフェイスを活用するのがおススメです。
[例1]
貴方 「来週予定が空いていれば、遊園地でも行きませんか?」
相手 「来週はちょっと一日空いている日がなくて……」
貴方 「なら、ランチはどうですか?おススメのお店あるので」
相手 「ランチなら是非!」
いきなり初デートで、ディズニーランドやユニバなどのテーマパークや遊園地に誘われたら戸惑う場合がありますが、その後にランチを誘われたら、ランチに行くことは大したことない要求に感じますね。
このような感じで、相手が断りそうな高難度な要求を最初にし、断られてから本来の要求(低難度な要求)をするようにしましょう。
ドアインザフェイスを活用すれば、まだ相手が脈なしの場合でも上手くデートに繋げられる確率が高まりますよ。
連絡先を交換したい場合
この「ドアインザフェイス」、連絡先交換でも活用できます!
[例2]
貴方 「今日この後食事にでも行きませんか?」
相手 「この後はちょっと……」
貴方 「なら良かったら連絡先だけでも交換してくれませんか?」
相手 「連絡先ならいいですよ」
まだお互いのことをよく知らない状態である場合、いきなりデートに誘うとやんわりと断られる可能性がありますよね。
そこで、本来の要求である「連絡先の交換」をお願いすることで、デートを断った申し訳なさもあり「それくらいなら」と承諾してくれる確率が高まります。
連絡先を交換できたら、いきなり「次いつ会える?」などと送らず、まずは堅実なメッセージを送ってギャップで攻めましょう。
ドアインザフェイスとの相乗効果が期待できますよ。
ドアインザフェイスの注意点
ドアインザフェイスを成功させるためには、いくつかの注意点があります。
最初の要求(高難度要求)は相手に不快感を与えない要求に
最初の要求があまりに度が過ぎた要求だと相手は不快感や警戒心を抱いてしまいます。
例えば、初デートもせずにいきなり「付き合ってくれますか?」や「結婚してくれますか?」など言ったら相手は引く可能性がありますよね。
そうならない為にも、重くなりすぎないラインを意識することが大切です。
一度相手が不快感や警戒心を抱いてしまうと、その後どれだけ譲歩をしても承諾してもらえなくなります。
最初の要求は相手が不快感や警戒心を抱かない程度の要求にしましょう。
断られたら、すぐに本来の要求を
ドアインザフェイスは相手が断った罪悪感を抱いているうちに譲歩しなければ効果がありません。
例えば、最初の要求を断られてから1週間経過してから難易度を下げて要求しても既に相手は罪悪感が薄れてしまっています。
それでは、ドアインザフェイスの効果が上手く発揮されませんね。
この「ドアインザフェイス」を最大限活かす為には断られた直後が一番効果的です。
時間を開けず、断られた直後にその流れで提案しましょう。
断られる要求(高難度要求)をたくさん提案しない
高難度な要求を提案しすぎると相手が断ることに戸惑いを感じなくなってしまい、本来の要求まで断られてしまう可能性があります。
断ることに慣れてしまうのです。
これでは、ドアインザフェイスの効果が発揮されません。
断られる要求は1つか2つにし、すぐに本来の目的を要求する様にしましょう。
突然ですが、恋愛において一番大切なものはなんだと思いますか?
コミュ障でずっと彼女がいなかった僕が考える恋愛でもっとも大切なものは「会話」です!
実はどれだけデートの場所にこだわっても、恋愛心理学や恋愛テクニックなどを学んでも、「会話」ができないと絶対に素敵な女性とはお付き合いできません。
どれだけ雰囲気のよいお店へ一緒に行っても、恋愛テクニックを駆使しても、女性を楽しませる会話ができないとデートは絶対に成功しないからです!
「女性と何を話したらよいのかわからない」「コミュ障でもかわいい彼女がほしい」「モテるようになりたい!」と思うのでしたら、次の記事も読んでみてください。
実は超内向的でコミュ症の僕が33歳ではじめて彼女を作ることができたのは、『美女を落とすための会話術』で会話を学んだおかげなんです。
ぱっと見怪しいタイトルですが、内容はいたってまじめで、どんな女性に対しても使える会話術ですよ。
まとめ
今回は「ドア・イン・ザ・フェイス」のテクニックについて説明しました。
●大きな要求をしてから小さな要求を
●行き過ぎた高難度要求はしない
●断られたらすぐに本来の要求を
ドアインザフェイスの成功率は、活用しない場合と比べて約3倍です!
とても有効な交渉テクニックですが、使い方を間違えると逆効果になってしまいます。
ドアインザフェイスのテクニックを上手く活用して、初デートを成功させましょう。