みなさんはアロンソンの不貞の法則をご存知ですか?
この法則を知っておくと、恋愛だけでなく仕事での人間関係もとても築きやすくなります。
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ちょっと怪しいタイトルですが、内容はいたってまじめで女性との会話に悩む人全員に読んでほしい最強の恋愛バイブルです。
僕もタイトルを見て最初は読むのに抵抗がありましたが、これのおかげで彼女を作ることができました!
『アロンソンの不貞の法則』とは
「アロンソンの不貞の法則」とは、古くから馴染みのある知人や友人に褒められるよりも、新しく馴染みがない他人から褒められた方が、心に響きやすいとされる心理法則のことです。
つまり、自分のことをよく知らない相手から褒められた方が嬉しく感じてしまう、というものですね。
認知バイアスの一種です。
この法則は、アメリカの心理学者、エドワード・アロンソンによって提唱されました。
アロンソンは、人間は自分の価値を認められたいという欲求を持っていることを指摘し、自分のことをよく知らない相手から褒められると、その褒め言葉の価値が高く評価されるため、より嬉しく感じてしまうと考えたようです。
アロンソンの不貞の法則は、ビジネスや恋愛など、さまざまな場面で応用することができるでしょう。
例えば、ビジネスにおいて、新規の顧客に対してその顧客の長所を褒めることで、顧客の心を開き信頼関係を築くことができます。
また、恋愛においては、初対面の相手に対してその相手のことを褒めることで、好感度を高めることができます。
アロンソンの不貞の法則は、人間の心理を理解する上で重要な法則です。
この法則を理解することで、より効果的にコミュニケーションを取り、人間関係を円滑にすることができます。
そもそも認知バイアスって?
認知バイアスとは、物事の判断が直感やこれまでの経験にもとづく先入観によって、非合理的になる心理現象のことです。
認知心理学や社会心理学での様々な観察者効果の一種であり、非常に基本的な統計学的な誤り、社会的帰属の誤り、記憶の誤りなど人間が犯しやすい問題でもあります。
認知バイアスには、以下のようなものがあります。
- 確証バイアス:自分の信念を裏付ける情報に注目し、反証する情報は無視する傾向。
- アンカー効果:最初に提示された情報に影響され、その後の情報の評価に偏りが出る傾向。
- 代表性バイアス:一部の事例に基づいて全体を判断する傾向。
- 帰属バイアス:他人の行動を、その人の性格や資質に帰属させる傾向。
- ホール効果:他人の外見からその人の性格や資質を判断する傾向。
認知バイアスは人間が物事を判断する際に、どうしても避けられないものです。
しかし、認知バイアスを理解することで、その影響を受けにくくすることが可能となるのです。
例えば、自分の信念を裏付ける情報に注目しすぎないようにしたり、最初に提示された情報に影響されないようにしたり……
一部の事例に基づいて全体を判断しないようにしたり、他人の行動をその人の性格や資質に帰属させないようにしたり、他人の外見からその人の性格や資質を判断しないようにしたりすることで、認知バイアスの影響を受けにくくすることができます。
なぜ気薄な関係性の人から褒められたら嬉しいの?
人は誰しも「承認欲求」を持っています。
常に一緒にいる人や、古くからの付き合いがある人が居る場合は、すでに何らかのコミュニティーに属しており、その時点で人間の最低限の承認欲求は満たされている状態となっていることが多いと思われます。
そういった人から褒められることは、「内集団バイアス(身内びいき)」が働いていると感じ、素直に喜んだり、受け入れたりすることが難しいのです。
身内から褒められることは嬉しいことですが、第三者から褒められることは、より大きな喜びと達成感をもたらします。
第三者の評価は、身内からの評価よりも、客観的で信頼できるものと感じるはずです。
自分のしたことが、客観的に認められたと感じることができるのが、あまり親しくない第三者からの褒め言葉ということになります。
第三者からの褒め言葉は、自分の努力や成果を認められたと感じさせ、自信とモチベーションを高めることでしょう。
また、その人の期待に応えたいという気持ちが生まれ、より良い結果を出すために努力するようになる傾向が多く見られます。
他人からの褒め言葉は承認欲求を満たすだけでなく、モチベーションを高め、成長につながる貴重なものです。
承認欲求について
人の承認欲求は、原始時代の人間社会において、生き残るために必要な本能でした。
当時、人間は単独で生きていくことは難しく、集団を形成して生活しており、集団の中では仲間から認められなければ、食料や住居などの生活必需品を得ることができず、生きていくことができません。
そのため、人間は生き抜いていくために、誰かに認められたいという欲求を強く持っていました。
現代社会においても、承認欲求は人間の行動に大きな影響を与えています。
例えば、人は自分が認められるような仕事や役割を求め、他人から褒められるととても嬉しくなることでしょう。
このように承認欲求は、人間のモチベーションや意欲を高め、成功に導く力にもなります。
承認欲求は人間の生きていく上で欠かせない本能ですが、それらが強すぎると、他人の評価を気にしすぎて自分のやりたいことをやることができなくなったり、他人と比べて劣等感を感じたりすることもあります。
そうなってしまうと、自分の生活において承認欲求が悪い方向で作用してしまいます。
そうならないように、承認欲求はほどほどに満たすことが大切です。
友人関係の長い男女は恋人になれない?
アロンソンの不貞の法則からすると、友人関係の長い男女はなかなか恋人にはなりづらいと言えます。
どちらかが相手のことを気になり出したとしても、急に褒めたり、プレゼントをしたりしても、何か裏があるのではないかと、素直に受け取ることができないんですね。
友人関係の異性を好きになった場合、なるべく早く行動を起こすことをおすすめします。
だらだらと友人関係を続けてしまうと、仲間だという認知をされ、褒めたり、好意を伝えたりしても、なかなか素直に受け取ってもらうことが難しくなります。
友人関係の長さに関係なく、好意を認識した時点ですぐに行動をしましょう。
アロンソンの不貞の法則の使い方
アロンソンの不貞の法則は、仕事や恋愛など人間関係を円滑にするのにとても役立ちます。
例えば、職場や学校でなかなか仲良くなれない人がいる場合、思い切って声をかけてみて、なにか褒めてみましょう。
普段は気にもとめなかったような人から褒められたことで、嬉しい気持ちになり、それがきっかけで仲良くなれる可能性もあります。
もちろん初対面の相手に使う場合、その効果はテキメンです。
もしあなたが営業職なら、ファーストコンタクトの際になにかしら相手のことを褒める癖をつけてみましょう。
きっと商談もうまくいくはず。
褒めるときは自然に見えるように、さりげなく褒めるようにしましょう。
ここでわざとらしさや不自然さが見え隠れすると、逆効果になることもあるので、あくまでも自然に……
では、どこを褒めたら効果的なのでしょうか。
例えば、次のようなポイントを褒めてみましょう。
- 相手の努力や成果
- 相手の持ち物やファッションセンス
- 相手の性格や人柄
また褒める言葉は、具体的なものを褒めるようにしましょう。
例えば、「あなたの仕事はいつも丁寧で、助かっています」など、相手の行動や成果を具体的に褒めると、より効果的です。
アロンソンの不貞の法則を活用することで、人間関係を円滑にし、より良い関係を築くことができるでしょう。
「ウィンザー効果」も覚えておこう!
関係性の近い人と、さらに親密な関係になりたい場合に使えるのが「ウィンザー効果」です。
ウィンザー効果とは、当事者よりも第三者が発信した情報のほうが信頼されやすいという心理効果のことを意味します。
例えば、ある製品の魅力を自社がアピールした場合と、ユーザーが良い口コミやレビューを発信した場合とでは、後者のほうが購買に結びつきやすいです。
ウィンザー効果の原因としては、以下のようなものが考えられます。
- 第三者の発言は、当事者の宣伝よりも客観的であるように感じられる。
- 第三者の発言は、当事者の宣伝よりも信頼できるように感じられる。
- 第三者の発言は、当事者の宣伝よりも説得力があるように感じられる。
ウィンザー効果は、マーケティングや人事マネジメントなど、さまざまな場面で活用することができます。
例えば、マーケティングでは、ユーザーの口コミやレビューを積極的に活用することで、商品やサービスの認知度や信頼度を高めたり、人事マネジメントでは、社員の評価や昇進の際に、第三者の意見を積極的に活用することで、公平で公正な評価を行ったりすることができます。
ウィンザー効果は、効果的なマーケティングや人事マネジメントを行うための重要な心理効果です。
もちろんウィンザー効果は恋愛でも活用できます。
自分の気になる異性がいる場合、共通の知人を介してその人を褒めてみてください。
気になる異性は第三者からこちらの好意を知ることになり、より意識をしたり、興味をそそられたりすることになります。
突然ですが、恋愛において一番大切なものはなんだと思いますか?
コミュ障でずっと彼女がいなかった僕が考える恋愛でもっとも大切なものは「会話」です!
実はどれだけデートの場所にこだわっても、恋愛心理学や恋愛テクニックなどを学んでも、「会話」ができないと絶対に素敵な女性とはお付き合いできません。
どれだけ雰囲気のよいお店へ一緒に行っても、恋愛テクニックを駆使しても、女性を楽しませる会話ができないとデートは絶対に成功しないからです!
「女性と何を話したらよいのかわからない」「コミュ障でもかわいい彼女がほしい」「モテるようになりたい!」と思うのでしたら、次の記事も読んでみてください。
実は超内向的でコミュ症の僕が33歳ではじめて彼女を作ることができたのは、『美女を落とすための会話術』で会話を学んだおかげなんです。
ぱっと見怪しいタイトルですが、内容はいたってまじめで、どんな女性に対しても使える会話術ですよ。
まとめ
今回は「アロンソンの不貞の法則」についてお話させていただきました。
みなさんいかがでしたか?
この法則は恋愛だけでなく、仕事や友人関係にも使える心理学です。
色々なコミュニティーで円滑な人間関係を築くために、ぜひ活用してみてくださいね。
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